予防歯科


●唾液検査でみなさんそれぞれの予防アプローチを考えます



 虫歯菌のレベルや唾液の力、歯周病レベル、口腔内の雑菌レベルなどを計測することによってあなたの体質に合わせてトラブルを未然に防ぐためのアドバイスを行います

皆さまには1度はお受けいただきたい非常に有益な検査です

 

●歯周病予防

歯周病菌は18~20歳くらいの間に口の中で定着し、その後歯磨きがうまくできないと気づかぬうちに増殖していきます

歯周病菌を持つ人から唾液を介して子供達の口の中に感染していきますが、未成年のうちに適切なブラッシング習得と定期的クリーニングを行うことで歯周病菌を定着させないようにすることができます

子供さんの歯肉炎や下手なままの歯磨きを放置してはいけません 当院は治療後のガチャガチャや治療中のDVDなどの設備がないため子供さんのテンションは上がらないかもしれませんが、クリーニングでスッキリ気持ちよく感じることこそが将来につながると考えています

 

●高濃度フッ素塗布 

保険適応:初期虫歯(Co)に対してのみ3ヶ月に1回の塗布

自費:Coでなくとも全ての歯に対しての塗布 2回セット


フッ素塗布は特に効果があり必要性が高い小学生(歯のはえかわり時期)におすすめしていますが、歯根が出て虫歯のリスクが上がっている成人の方にも効果があります

当院ではリンゴ風味のフルオールゼリーを使用し、塗布時間は上下で10分程度です

最大限の効果を出すため塗布後30分はすすがず飲み込まずにしていただいていますので、フッ素塗布はそれができる年齢であることが前提となります。



●歯磨き練習
お子さんの歯磨き練習はもちろんですが、お子さんが日頃どのあたりまで磨けているのかを保護者の方に知っていただくようにしています。
保護者の方による仕上げ磨きを練習していただくのも予防にはとても重要と考えています
歯ブラシの大きさや動かし方、圧力など直接保護者の方の仕上げ磨きの様子を拝見し、アドバイスしています
小学生低学年のお子さんは保護者の方による仕上げができますが、ある程度の年齢に達するとそうもいきません。 思春期に入る前に歯磨きの習慣がつくのが理想的ですね

成人の方は歯周病治療の一環として歯磨きの腕を上げていただきます
大人になって歯磨き練習、、、とテンション落とされる方もいらっしゃいますが、ここで頑張れるかどうかが将来を変えます
 
●妊婦さんや育児中保護者の方のクリーニング
出産後は育児のために時間のほとんどを使うようになるため、ご自身のお口のケアが滞る傾向にあります。  安定期のうちに一度しっかり汚れを落としてリセットしておくことをおすすめしています
また、本来うまれた時には虫歯の菌が全く存在しない赤ちゃんの口の中に余計な菌を感染させないよう予防するためには育児中保護者の方の口腔内をできるだけ清潔にしておくことが大切です。

●予防グッズの取り扱いと効果的使用方法の説明
キシリトールガム、家庭用フッ素塗布ジェル、フッ素うがい薬のほか、知覚過敏予防歯磨剤、イオン式着色予防歯磨剤、歯周病菌を減らすうがい薬、ドライマウス対応スプレーの他、効果的に磨けるための補助的ブラシの紹介、歯間ブラシのサイズ合わせなどを行っています 


●シーラント
はえたての歯は歯の溝が深く溝からの虫歯ができやすいため、虫歯になる前に溝を埋めておく予防処置です